朝里駅に向かう電車の中 小樽自動車学校ってどんなところ?実際に通ってみた感想や体験談(卒業生より)
感想・体験記 - スピードコースでMT普通免許を取得した女子大生より。

スピードコースで卒業した私の21日間(Day1-Day21)の体験記です。第1段階はDay1~10、第2段階はDay11~21です。下の一覧から「Day--」をクリックするとその日の記録に飛ぶことができます。

※現在、記憶を辿りつつ執筆中。順次追加していく予定です!

第1段階編
Day1:入校日
  • 入校説明
  • 適性検査と入校式
  • 先行学科1
  • トレーチャー(技能教習)

適性検査(警視庁方式)や地味に疲れました。検査項目が6個ぐらいあり、単純であるがゆえに集中力を要するものでした。また、最後は性格診断の要素が非常に強く50問強の質問に対して「はい」「?」「いいえ」のいずれかで答える検査でした。自分(内心)「うーん、大して難しいことしてないのになんか疲れたな~」 指導員が検査用紙を回収して次の時間はすぐ1時間目の学科教習。いろんなところで聞いたことあるような内容でした。一番のメッセージは恐らく、「免許を持って車を運転するということは大きな責任を伴います」ということだろう。 無事学科教習が終了し次はトレーチャーを使った1時間目の技能教習。 がしかし、ロビーで次の教習待ちをしていると、ある指導員(後々教習でお会いした藤川先生、その時は名前まで知りませんでした)に呼び出され「適性検査についてちょっと聞きたいことがあるんだけど」といわれめちゃめちゃ焦りました。 藤川先生「いつも誰かが私を陥れようとしている」という項目に丸がついてたんだけどこれは何か理由があるのかな?」 それを聞いた私は心底驚きでいっぱいでした。 私「私その項目丸しましたっけ!?」 藤川先生「うん、だから何かあるのかなと思って聞いてるんだけど」 といわれ思わず「まじで?」と心の声が漏れてしまいました(その時は本当に動揺していてつい口から出てしまいました)。というのも、その項目があったことはハッキリ覚えており、しかも「はい」に丸をしたつもりが全くなかったのです。自分としては身に覚えのないことであり、この問はいったい何のことを言っているのだろう?という意味で「?」を選んだつもりでした。あとから思えば、適性検査を担当していた指導員(若月先生)はなるべく「?」を選ばないように、といっていました。また、おそらく「?」は問いの意味に対するハテナではなく「はい」と「いいえ」の真ん中でニュアンス的には「もしかしたら(はい)」という意味なのだろうと思いました。 しかしまあその後は特に何もなく、何だったのかな~と思いながらそのまま次の教習へ。 技能教習の1時間目はトレーチャー使った教習(教習項目1、2)でした。シミュレーターみたいなもので、運転席周りの機械類(運転席、ハンドル、シフトノブ、ウィンカー類のノブ、クラッチ・ブレーキ・アクセルのペダルなど)があり、フロントガラスに当たる部分にはモニターがあります。私の父親はそんなものなかったと言っているので30年以上古いということはないと思いますが、それでも令和の時代には古いなと思いましたがハッキリ言って教わる内容には何ら影響がないです笑 そこで基本的な操作や操作周りの機械類の説明を(トレーチャーという機械から)受けました。ちなみに指導員は基本的に後ろで黙って見てました。初めはハンドルの回し方から始まりエンジンのかけ方、クラッチ操作や発進と停止まで一通り説明を受けました。うん、頭がパンパンです。というかテンポ早えー、って感じ。映像(画面に映るビデオ)に合わせて説明を聞いたり操作をするのですが、説明部分と操作部分の二つに分かれており説明部分では何もせず説明を聞きます。操作部分では指示が出るのでそれに合わせて操作するのですが後半謎にめっちゃテンポ早くなって余裕で置いてかれた笑指導員に助け求めるも指導員も私が勝手に操作してる車(シミュレータ)がどういう状態になってるかわからずとりあえず次の説明に行くまで待つというカオスな状態に笑 そんなこんなで教習終了。 やっと帰宅。 帰りは送迎バスで家の前まで送ってくれます。(ほんとにありがたい) なんやかんで疲れました。 次は日曜をはさんで月曜から、いよいよ実車での技能教習も始まります。 ちゃんと予習とかイメトレしていかないと!

Day2:実車で初運転
  • 技能教習2時限目(発進と停止)
  • 技能教習3時限目(速度調節)
  • 学科教習2時限目

この日は技能教習2時間。
いよいよ実車に乗って練習をします。

初めに適性検査の結果について少しだけ説明を受けました。

運転適性検査の結果

Aの状況判断力の項目だけやや劣るという結果だったので周囲の情報をしっかり処理して適切に判断する練習を普段から意識してね~とわりとあっさり言われただけでした。(聞いた話では項目Aが一番重要らしいんですが、まあ出ちまった結果はしゃあない。) 最初の時間から数回発進の練習をしたらもう普通にコースぐるぐる走りました。 いや、何が何だかわからないですよ。 2時間目は左回り、3時間目も同じような感じで今度は右回りをひたすら走ります。 村上先生「ローに入れて発進するよ~、ちょっと加速~じゃあ2速に入れて~」、んでそのまま走ります笑 もう惰性で走ってる感じ。アクセルなんてほぼ踏んでないですよ笑 止まるとときは(場内はゆっくりなので)クラッチ切ってブレーキ。 うん、ここら辺はイメトレでしっかりできてる。 したらまた発進、が交差点ですぐに左折。これが最初の難関。発進で半クラッチ、そしてそれをちょっとキープ。 私(内心)「いやいや、もう曲がらないといけないんですけど足どうしたらいいんですか?え?やばいやばい膨らんで対向車にぶつかりそう!」 平山先生「ハンドル回して回して」 私(内心)「え?足は?え????」、とりあえず硬直して半クラのままアクセル踏んだまま(今なら判るんですが、いわゆる半クラで曲がるってやつですね、小さい交差点で先頭で左折待ちの時は発進してすぐに曲がるのでどうしても半クラのままハンドルを切ることになりますが慣れてくると早めにクラッチを完全につなげることもできるようになると思います。もちろん自由にクラッチワークができるようになれば半クラッチのまま曲がっても大丈夫ですが)無意識だったのでたまに半クラッチがキープできず車がバウンドして暴走しかけることもありました笑(たぶん一番怖いのは隣にのってる先生と左折先で待ってる教習車笑) あとはハンドル操作についてもいろいろ注意されると思います。が慣れないのは本当に最初のうちだけなので安心してください。修了検定を受けるころにはこれでもかというくらいカーブを曲がったり、右左折をしたりするので絶対考えなくてもできるようになります。大丈夫!

第2段階編

Coming soon..

免許取得編

Coming soon..

番外編
Congrats! 学校へ合格の電話

「(ぷるぅるぅるぅ...ぷるぅるぅるぅ...)もしもし~小樽自動車学校の○○(校長)です。」
「あ、もしもし~先週の土曜日に卒業した○○(私)です、昨日免許試験に合格しました」
「合格ですか!!おめでとうございます~!よかったね~本当におめでとう」
「ありがとうございます」
「頑張ったね」
「はい~」
「結構人いた?」
「そうですね、100人ちょっとぐらいいました」
「あ結構いたんだね、交付はじゃあ遅くなった?」
「いやでも交付は結構早まって3時半くらいに交付されました」
「あ、そう~よかったね~」
「はい~」
「もう運転した?」
「まだしてないんですけど今日の夜練習しようと思ってます」
「ご家族の車?」
「はい、父親の車です」
「あ、そう~ほんと気を付けてね」
「気を付けます」
「担当の指導員誰だった?」
「スピードコースで担当の指導員はいなかったです」
「あ、そっかそっかいろんな先生に教えてもらったのね!じゃあみんなに伝えとくね、合格したよ!って」
「はい~ありがとうございます」
「いや~ありがとうね連絡くれて」
「いえ~」
「なんかわからないことあったらいつでもきいてね、ほら教習所はそういうところだからさ」
「そうですね~」
「いつか運転してさ、学校きてよ」
「はい~」
「あ~よかったよかった、じゃあありがとね」
「いえ~(こちらこそ)ありがとうございました」
「じゃあ安全運転でね楽しんでね」
「はいありがとうございます」
「はいありがとう~じゃあ失礼いたします」
「はい失礼します~」

Message これから免許を取得される方へ

教習所を卒業して今思うこと。
教習所に通う人の大半の人が車の運転を全くしたことのない人です。そのため、教習所では安全云々の前に最低限の運転技術を教えます。そして教習所にこれから通おうと思う人が教習所と言って真っ先に想像するのがそのような(運転の操作を覚えたり練習したりする)教習です。しかし、学校を卒業した今だからこそ思うことがあります。それは、教習所は安全運転をできるようにするところであり、本質的な運転技術を教えるところではないということです。

運転技術に優れていることと、安全運転に優れていることは必ずしも一致しません。当然最低限の運転技術がなければ安全運転を慣行することはできませんが、どんなに運転技術が優れていたとしても信号を無視したり合図を適切に出さなかったり安全確認をせず車を動かしたりすれば事故を起こしかねません。だから学科教習で交通ルールを学んだり、技能教習で安全確認の仕方を学んだりするのです。教習所の指導員はプロのレーシングドライバーのような運転技術を持っているわけではありません(持っている方もいらっしゃるかもしれませんが)。彼らは安全運転のプロであり、それを教えることが仕事です。

運転が全く初めてのうちは操作に気を取られ、安全運転がどうこうとか考えている余裕はたしかにありません。しかし、仮免を取得するころには最低限の運転技術が身についているはずです。(というか、仮免という免許がそれを暗に示しています。路上で練習できる最低限の技術があるので公道での運転練習を許可するものですから。そして仮免試験でも検定員が見ているのはその人を路上に出しても大丈夫かということです。)第2段階になり教習は基本的に路上、公道になります。その段階では確かにまだ操作面でおぼつかないところもあるかもしれません。しかし、ここで学ぶべきは運転技術ではなく、安全運転技術です。教習中どこでどのような危険が潜んでいるか、自分の車の操作によってどのような事故を誘発しかねないかを教えてくれるはずです。正直その時はあまり本気で考えていませんでしたが、そのような助言は卒業してからの運転や一人での運転ではもらえません。教習所に通っている間だけの特権なのでそのような助言にはしっかりと耳を傾けることが大切だと思います。

最後に運転が上手いの定義は人それぞれですが、一般的に、そして教習所的に運転がうまい人とは、「事故を起こさない人」だと思います。ここまで散々安全運転、安全運転と言ってきましたがハッキリ言って安全運転をというのはあってないようなものだと思います。路上にでれば危険な要素はいくらでもあります。自分がいくら安全運転を慣行していたとしても避けられない不可抗力が降りかかることもあるでしょう。事故せず運転をするために私たちができることは結局、「できるかぎり」危険を予測し、危険を避けて運転することだと思います。そのうえで楽しいドライブの思い出ができればいいなと思います。

運転は純粋に技術だけで成り立つものではない。このことを頭の片隅において教習に臨んでいただけると嬉しいです。それではあなたが無事免許を取得されることを願っております。